平日の子供の自宅学習をスムーズに進めるコツ

 子供の自宅学習の予定を立てても、なかなか思うように実行できないことで困っていませんか?

 ここでは、平日の子供の自宅学習をスムーズに進めるコツを紹介します。我が家でも実践している方法なので参考にしてみて下さい。

3つのコツで自宅学習を取り組みやすいものに!

 結論から述べると平日の子供の自宅学習をスムーズに進めるコツは以下の3つです。

  1. 取り組む学習項目をリスト化し、取り掛かるまでの時間を省く。
  2. 時間の意識を持たせ、各学習項目のスピードを上げる。
  3. 継続性を重視し、習慣化させる。

1.取り組む学習項目をリスト化し、取り掛かるまでの時間を省く。

 スムーズに自宅学習に取り掛かるためには、いざやろうと思ったときに、何をしようか考えていたら、それだけでエネルギーを使ってしまいます。それは、非常にもったいないことです。

 そこで、「やることを考える時間」を可能な限り少なくするため、あらかじめ取り組む学習項目をリスト化します。

 我が家では、以下のようなリストを作っています。(あくまで

学習項目リスト(例)

 リストを作る際は以下の点に注意します。

<学習項目のリスト化の際の注意点>

  • テンポよく学習を進めるため、各学習項目は、所要時間が10分~15分程度(長くても30分まで)のものにする。
  • 学習項目は、できるだけ具体的に書く。(取り組む教材名、単元数、枚数、ページ数等を明記する。)
  • 取り組むべき時間が分かるようにを予定の開始時刻と終了時刻を明記する。(答え合わせの時間含む)
  • 自分の力で取り組めるように、学習内容の難易度を上げすぎない。難易度が高い問題は、復習に徹する。

 我が家では、リストの学習項目に取り組むため、以下の基本スケジュールで自宅学習の時間を確保しています。

 ちなみに朝の学校に行くまでの時間に少し学習に取り組めるとその後のスケジュールに余裕が持てます。

平日の基本スケジュールの例

2.時間の意識を持たせ、各学習項目のスピードを上げる。

 自宅学習をスムーズに進める上でスピードも大切です。

 平日の自宅学習は、基本的に学校から帰ってきてからになりますので、時間をうまくコントロールしないと、あっという間に寝る時間になってしまいます。

 学習の際は、「時間を意識するか、しないか」でスピードに大きな違いがでます。そこで、タイマーやストップウォッチを用意し、時間を測るようにします。

 我が家では、以下のようなタイマーを使用しています。

タイマー(ストップウォッチ機能有り

<時間を測ることのメリット>

  • 時間制限という緊張感が生まれることで、子供がだらだら学習することを防ぐことができる。
  • 完了できた時間で理解度を把握することができる。(予定時間を超えるようであれば、まだ理解が不足している状態なので復習が必要となる。)
  • 親が教える場合も、説明が長くなりすぎることを防ぐことができる。

 子供が集中できる時間もそれほど長くないため、5分、10分、15分でできる問題集を活用すると時間管理がしやすく、おススメです。

書店で売られている10分間問題集

3.継続性を重視し、習慣化させる。

 自宅学習をスムーズに進める上で、習慣化も欠かせません。

「朝起きたら朝ごはんを食べる」、「夜寝る前には、お風呂に入る」 これらは習慣化された状態です。やるのが当たり前でやらないと気持ちが悪い状態です。

 自主学習も習慣化を目指します。

<習慣化に向けてのポイント>

  • 学習項目の一つひとつを完璧にやる必要はなく、継続性を優先し、たとえ1問でもいいので取り組む。
  • 早く終わったからといって、学習項目を欲張って追加はせず、苦痛でない状態を保つ。
  • 子供がペースに慣れるまでは、親かサポートする。(予定通りできたらしっかり褒める。無理な学習項目になっていないかの確認をする。)

 やることが習慣化されると、どうせやるのだから、早めにやってしまおうという気持ちになるようで、自宅学習が自然な状態となってきます。

まとめ

平日の自宅学習をスムーズに進めるコツは以下の通りです。

  1. 取り組む学習項目をリスト化し、取り掛かるまでの時間を省く。
  2. 時間の意識を持たせ、各学習項目のスピードを上げる。
  3. 継続性を重視し、習慣化させる。

 最初のうちは、自宅学習は、親のサポートが欠かせません。しかし、徐々に慣れてくれば、子供はある程度、自分でやることができるようになります。最初から無理をせず、徐々に学習項目を増やしていくことが大切です。

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