連想する力を伸ばしてあげたい
子供たちの日々の学習は、覚えるべきことを頭に記憶(インプット)し、そしてそれを出力(アウトプット)することの繰り返しです。この作業をする上で重要な役割を持つのが連想する力です。
連想する力は子供たちに是非つけさせたい力です。ここでは、我が家でやっている取り組みを紹介します。
連想する力とは
そもそも連想とは、「ある物(事)から関係する物(事)を思い浮かべること」です。
この連想する力があると以下のようなメリットがあります。
<連想する力のメリット>
- 物事を覚えやすい。
- 物事を忘れにくい。(忘れても思い出せる。)
- 他のことへの応用が利く。(予想したり、アイデアを出すことができる。)
連想する力を伸ばすために
連想する力は一朝一夕で連想する力が身につくわけではありません。連想する力を伸ばすためには、物事の共通点を見出していく訓練が必要です。そこで我が家では、簡単な連想ゲームをしています。
「黄色のものを20個言ってみよう」
10個ぐらいであれば、すぐ言えるでしょうが20個となると少し難易度が上がります。結果、様々な角度・視点・分野から考えることになります。
<連想する方法>
- 目に入るもの
- 普段見かけるもの、使うもの
- 連想する字がつくもの
- 食べ物
- 植物、虫、動物
- 建物(お店)、動くもの
- アニメやゲームのキャラクター
- 連想したものから派生するもの
これらを参考に連想していくと、回答(例)は以下のようになります。
- 小学校の帽子、幼稚園カバン
- クレヨン、信号機、交通看板
- 卵黄、黄身、イエローハット
- バナナ、レモン、グレープフルーツ、パプリカ
- ひまわり、ひよこ、アゲハ蝶、蜂
- マクドナルド、デニーズ、タクシー、スクールバス
- ミニオンズ、ピカチュウ、カレーパンマン
- レモン→レモンのかき氷、バナナ→バナナジュース
連想する方法を知っていると意外とたくさん関係するものを列挙できるようになります。この連想ゲームのネタとしては、以下のようなものもあります。
- 回転するもの
- 三角のもの
- 丸いもの
- 柔らかいもの
- 丸いもの
- 硬いもの
- 丸いもの
- 小さいもの
- 薄いもの
- 形が変わるもの
- 動きが早いもの
うちの子供達は、お風呂に浸かる時にやっています。意外と楽しいみたいで毎日やるようになりました。時間によって列挙する数を変えたり、今までに言ったことのないものなどの縛りをつけるとより面白くなります。
この連想ゲームは学習にも活用できます。
- 鎌倉時代に関係するものを20個書き出す
- 歴史上の戦いを20個書き出す
- 歴史上の人物を20個書き出す
- 動詞の英単語を20個書き出す
- 「S」から始まる英単語を20個書き出す
- 古文の単語を20個書き出す
連想することで共通点を再認識でき、書き出すことで復習にもなり記憶の定着率が上がり非常に有効です。
まとめ
連想する力は子供達が社会に出てからも有効です。多角的に考えることが出来るようになれば、アイデアを出したり、危険を想定したりと様々なことに活用できます。
連想ゲームは遊びの中で連想する力を伸ばすことができるので是非試してみて下さい。
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