旅行を子供の自宅学習に活用するコツ

学習方法

旅行は、最高の学びの場

「自宅学習をどうにか楽しいものにできないか?」

 その方法の一つとして、我が家では、旅行を活用しています。

 体験が伴った記憶は、非常に頭に残りやすいです。

 旅行を通して得た経験・記憶と自宅学習で身につけた知識をつなげることができれば、より理解を深めることができます。

 そこで、今回は旅行を自宅学習に活用するコツをお伝えします。

旅行を自宅学習に活用するコツ

 結論からいうとコツは以下の3つです。

  1. 旅行前に行き先に関係することを調べる。
  2. 旅行中は調べたものを実際に見たり、聞いたり、体験したりする。
  3. 旅行後は写真やパンフレットで振り返る。

1.旅行前に行き先に関係することを調べる。

 旅行前は子供もテンションが上がります。見たい、食べたい、体験したい、といった気持ちは、学習の動機付けになるので、旅行前に、行き先に関係した学習をします。

 まず、自宅学習では、旅行の行き先がどこかを地図帳で調べます。その際に、その土地の特徴について子供と一緒に下調べをします。合わせて、行き先のルートも確認します。

 例えば、今回の行き先を「富士サファリパーク」に行くとします。その際、以下のような項目で下調べをします。ここでは、行先に関連した県の特徴を調べています。

サファリパークにて

<下調べ項目>

  1. 何県にあるのか?
  2. 県の形や特徴は?
  3. どこの県と接しているのか?
  4. 県庁所在地は?
  5. 代表的な山や川や盆地や海は?
  6. 空港や港や新幹線は?
  7. 特産品は?
  8. どの高速道路を使えば行けるか?
  9. 歴史的な出来事は?
  10. 有名な観光スポットは?

<下調べ項目(結果)>

  1. 静岡県
  2. 金魚に見える。西端に浜名湖、北東に富士山、角みたいに尖っているところがある。
  3. 愛知県、長野県、山梨県、神奈川県
  4. 静岡市
  5. 天竜川、大井川、富士川
  6. 富士山静岡空港、東海道新幹線、焼津港
  7. ウナギ、バイク、カツオ、お茶、ミカン
  8. 東名高速道路、新東名高速道路
  9. ペリー来航(下田)、登呂遺跡
  10. 熱海温泉、三島スカイウォーク
子供が実際に調べたもの
高速道路のルート(例)

2.旅行中は調べたものを実際に見たり、聞いたり、体験したりする。

 旅行の目的はいろいろあると思いますが、できるだけ調べたことに触れられるといいです。歴史的な観光地に立ち寄ったり、代表的な特産物に触れたりしましょう。

<旅行中に触れるといいもの(例)>

  • 景勝地(山、海)
  • 城、神社、寺
  • 食べ物(名産品、ご当地グルメ)
  • 工芸品
  • 体験(アクティビティ)

 サービスエリアや観光地やホテルなどには大きな地図がある場合が多いので、「今、どこにいて、近くには何があるか」なども確かめると位置関係の復習ができていいです。

広域マップ(三島スカイウォークにて)

3.旅行後は、写真やパンフレットで振り返る。

 旅行後は、旅行で見たこと、聞いたこと、感じたことなどを家族で振り返ります。

「あそこであんなことがあった。」「あそこで食べたものはおいしかった。」という感じで振り返ると意外と盛り上がります。

 旅行を振り返る際は、写真や動画、パンフレットがあると記憶が鮮明に蘇ります。写真などは、子供にカメラを持たせて自由に撮らせるといいです。

 振り返る際は、合わせて下調べをしたことを復習すると知識と記憶を結びつけることができるため、知識の定着に非常に有効です。

まとめ

 旅行を自宅学習に活用するコツは以下の3つです。

  1. 旅行前に行き先に関係することを調べる。
  2. 旅行中は調べたものを実際に見たり、聞いたり、体験したりする。
  3. 旅行後は写真やパンフレットで振り返る。

 これらの3つのコツは、旅行に行く前、旅行中、旅行から帰ってきた後に楽しみながら学習ができます。家族としての時間も充実した時間になるはずです。

 ぜひ、旅行を自宅学習に活用してみて下さい。

大江戸温泉物語伊豆山水葉亭の部屋からの景色

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